共済会日帰りバスツアー
庄原民商共済会は23日、恒例の秋の日帰りバスツアー「みかん狩りとウサギに出会う旅」を行い、27人が参加しました。
音道自動車道と西瀬戸自動車道を使って瀬戸田町の河野観光に向かいました。みかん畑は段々畑ではなく、平地にあって楽ちん。「この木はいまいちじゃ」「これは甘いで」「高いところにあるんが美味しそうじゃが手が届かん。誰か採ってくれんかねぇ」など、賑やかにそれぞれの袋を一杯にしていきました。
もうちょっとみかん狩りしたかったなぁとの思いを残しながら多々羅大橋を渡り大三島へ向かい、道の駅多々羅しまなみ公園で昼食。自由時間を目一杯使って農産物や魚介類などのお土産をたくさん買い込んでいました。
その後、フェリーに乗って大久野島へ。島を正面に見る座席に座ったと思っていたら港を出ると進行方向は逆。「ありゃー、島が見えん」と悲鳴にも近い叫び声が上がっていました。
戦争の犠牲だったウサギ
船を下りるとすぐ近くにウサギがいます。人懐こいというより観光客から餌をもらうのが当たり前のような態度で、餌を与えると無警戒に食べる姿が印象的でした。
しかしこのウサギはかつて日本軍がこの島で毒ガスを製造していたときの毒ガス検知器の役割をさせられていたとのこと。戦争の犠牲はここにもいたのだと改めて感じさせられました。
庄原の紅葉は終わっていますが、島嶼部ではまだ見頃。楓やプラタナスの紅葉が見事でした。心配された天候も雨に降られることなく帰りはほぼ予定どおりに到着。「また行きたいね」の声に役員も安心した様子でした。