政府がゴリ押しするマイナ保険証の利用率:9月末でも14%止まり
保険証残せの大運動を!
政府がごり押しを続ける、「マイナ保険証」。9月時点での利用率は13・87%と、2割にも達していませが、依然として紙の保険証を廃止する方針は変わらないようです。
利用が広がらないのは、個人情報保護への不安、各地で起こっているトラブルなどで制度そのものが信用されていないためです。(そもそもマイナンバーカードの取得は任意!)
Q.薬局や医療機関からマイナ保険証を作るよう言われる。12月2日からマイナ保険証がないと受診できない?
A.手元にある保険証で、これまでと同様に受診できます。
Q.今、手元にある健康保険証はいつまで使える?
A.加入している公的医療保険(国保、後期高齢、社保、建労など)によって異なり最長で1年間です。有効期限を確認しましょう。
*国保(庄原市)、後期高齢者医療保険、建設国保→2025年7月31日
*協会けんぽ(社保)→2025年12月1日
*引っ越しや、退職・転職で加入する保険に異動があれば、その時点で使えません。
70歳、75歳の誕生日を迎えられる人も有効期限が違ってきます。
Q.保険証の有効期限が切れたあとはどうなる?
A.「資格確認書」が交付されます。「資格確認書」は健康保険証と同じように窓口で見せるだけで使えます。ただし、マイナ保険証を持っている人には「資格確認書」は届きません。
マイナンバーカードから保険証としての利用登録解除をすれば、申請せずに「資格確認書」が送られてきます。また、保険者によっては、マイナ保険証に登録していても申請により「資格確認書」を発行するようです。利用登録解除は庄原市でも11月から始まっています。
「マイナ保険証」を利用する人は、念のため「資格情報のおしらせ」を一緒に持ち歩きましょう。(カードリーダーの読取りエラー等に備えて)「資格情報のおしらせ」は保険者から届きます。
政府はマイナ保険証利用のメリットを宣伝しますが、利用率はあがりません。
12月を前に、自治体や保険組合ではマイナ保険証に登録しているかの確認作業など、対応に追われています。「資格確認書」や「資格情報のおしらせ」の発行、申請様式の作成、変更などのコストは誰が負担するのか。ここまでゴリ押しするのは、マイナンバーカードを通じてマイナポータルに蓄積される情報を、政府や民間企業が利用したいからにほかなりません。
病気や治療などの医療情報は個人情報の重要な部分です。「デジタル化」=利便性の向上だけではないことを、まわりに知らせて、「紙の保険証を残させる」「マイナンバーを廃止させる」取り組みを強めましょう。与党が過半数割れしている、今がチャンスです!